一級建築士 勉強方法 製図試験

計画の要点等(記述)のおすすめの勉強方法

計画の要点等(記述)について、僕が通っていた資格学校のクラスでみんながやっていた人気のある勉強方法と、僕個人的におすすめの勉強方法について説明します。

文章の主語と述語と手段・目的で色を分けてマーカーを引く

例1:メインエントランスは北側道路に配置することにより施設の利用者にとって視認性の良い配置計画とし集客性の促進を図った

例2:住宅部門は3~5階共用部門は1~2階に配置することにより明快な階別ゾーニングとした

例3:宿泊室は各部屋の個別制御が可能で省スペースとメンテナンスに配慮した空冷ヒートポンプパッケージ方式の天井カセット型を採用した

 

これは、僕のクラスでみんながやっていた方法です。

以上の3つの例のように主語と述語と手段・目的で色を分けてマーカーを引くことで、文章が整理ができて覚えやすくなります。

色の配色やマーキングの方法は皆さんのやりやすい方法でアレンジしていただければいいと思います。

決まり文句を覚える

これは僕が個人的に気に入っていた方法で、正直なところ上記のマーカーによる色分けは僕には合いませんでした(笑)

僕にとっては以下に挙げるこれらの決まり文句を覚えることで、文章が書きやすくなり印象も良くなります。

実際に僕は計画の要点等(記述)は結構得意な方でした。

これだけ覚えるだけでもかなり効果があります。

これらを自分でピックアップして、何回も目を通すようにすれば自然と覚えて使えるようになります。

特に大事なところは太文字にしてあります。

無理に暗記するようなことはしなくて大丈夫です。

あくまで、定期的に何回かざっと目を通すようなやり方です。

皆さんもこれらやその年に資格学校から配布される記述の解答例を元に、その年の課題に合わせて自分なりにピックアップしてみてください。

 

・計画について

利用者の利便性に配慮した

利用者が気軽に利用できる計画とした

視認性の良い配置計画とした

一体的利用を促進する計画とした

集客性の促進を図った

明快に区分する計画とした

利用者にとってわかりやすい明快な階別ゾーニングとした

積極的に自然光を取り込む計画とした

前面道路に面して間口を大きく取ることにより・・・

(管理動線は)利用者動線と交錯することがないよう配慮した

(近隣建物や公園)との連続性に配慮した

(展示スペースなど)のにぎわいを取り込む計画とした

エントランスホールは動線の基点となるよう建物中央部に配置することにより、各店舗(部屋)への動線の長さが短くなり利用者の利便性に配慮した

2層吹抜けを設けることにより、各階が連続した開放的な空間を演出する計画とした

眺望(景観)に配慮した

(~に)近接する・・・

(~に)隣接する・・・

 

・構造について

構造種別は建物用途を考慮して耐久性耐火性遮音性に優れた鉄筋コンクリート造を採用した。架構形式は靭性能力に優れ平面計画の自由度が高いラーメン架構とした。スパン割りはX方向○m、Y方向○mの均等スパンとし、柱1本あたりの負担面積が過大にならないよう配慮した。

 

・設備について

(○○室は)天井高が高いため、鉛直方向の温度勾配が大きくなる・・・

温湿度調整が可能な・・・

安定した温湿度分布を・・・

快適な居住空間となるよう・・・

クールヒートチューブを設け(熱源器へ接続することで)地中熱の恒温性を利用空調負荷低減を図った

一括制御(空冷ヒートポンプチラーユニット)

個別制御(空冷ヒートポンプパッケージユニット)

ショートサーキットの防止を図った

機器の搬入や更新がしやすい配置計画とした

(PSなど)屈曲の少ない合理的な配管ルートとなるよう配慮した

EPSは各階同一位置に配置し合理的な配線ルートとなるよう配慮した

まとめ

以上、皆さんに合った方法を模索してみてください。

僕個人的には上記で挙げた決まり文句を覚えておけば、本試験では柔軟に対応して文章が書けるようになります。

できるだけ文章を丸ごと暗記する必要がないよう工夫してみてください。

参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

向井

こんにちは、Webライターの向井です。 このサイトでは主に金融・不動産関連の情報を発信していきます。

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