この時期(9月初旬あたり)になると設計製図が向いている人、向いていない人で大きな差が出始めて、後者の人は不安な思いをしながら勉強に取り組んでいると思います。
そして、その中にはまともに講師の相手にされずほぼ放置状態で講義を受講している人もいると思います。
実際に一番大手の資格学校に通っていた1年目の僕がそうでした。
僕は1年目の途中でやる気をなくしてしまいましたが(2年目で合格)、周りの同じような受講生で最後まで諦めず頑張った人は実際に合格していったので、そのことについて説明します。
目次
相手にされない(図面をまともに添削してくれない)
実際に僕が通っていたクラスでは成績が良い人たちだけが講師の添削を受けることができ、成績が悪い人たちはまともな添削を受けることができませんでした。
もちろん講義中の演習で未完になった図面は添削されなくてもしょうがないですが、宿題でじっくり考えて最後まで完成させた図面でさえもまともに添削されませんでした。
僕がいたクラスの割合でいうと、添削を受けた人:添削を受けられなかった人=6:4くらいでした。
高い受講料を払っているのに不公平
高い受講料を払っていて、かつ勉強量はみんな変わらないのに、できる人、できない人で区別されることについては皆さん不満に思うと思います。
そんな人にとって、ここは潔く諦めて「この受講料は資格学校がしっかり対策を練って作った課題やその他教材などの教材費」と割り切った方がいいと思います。
講師に怒った受講生がいた
実際に僕の周りの受講生でこの不公平な扱いに怒った人がいました。
(ちなみにその受講生は最後まで諦めず、結局1発で合格しました。)
そして、その講師曰く「受講生全員を合格に導くことはできないので、合格できそうな生徒を優先して教えていく」という方針だそうです。
みんな高い受講料を払っているとはいえ、たしかにこればかりは講師1人の労力では物理的に無理な問題なのかもしれません。
今後、資格学校全体の制度や方針から大きく見直して改善しなければ、まともな扱いをされない不公平な受講生の不満は解消されないと思いました。
講師の相手にされなくても諦めなければ合格できる
講師の相手にされなくても、本試験までに取り組んだ課題を一通り復習すれば合格できます。
課題は資格学校の代表する講師たちによりしっかりと対策を練って作られているので、配布される課題は皆平等であり質が高いと思います。
図面の良し悪しは自分で判断できる
講師による客観的な立場による添削がなくて不安な人もいると思いますが、皆さんは課題をいくつかこなしていくうちに何が良くて何が悪いか図面の良し悪しはある程度判断できると思います。
ざっくり言うと、法令に遵守して実現可能な構造で部屋がなるべく綺麗に収まった計画ですよね。
法的に判断しにくい疑問点など出てくるとは思いますが、実際に本試験ではある程度の知識があれば判断に困るような条件は出てきません。
それに関して100%出ないとはもちろん言い切れませんが、不安な思いで手が止まるよりは割り切って進んだ方がいいと思います。
最後に
資格学校に不満を抱いている人もいると思いますが、実際に同じような境遇にあった人でも無事に合格しています。
また、結局本試験でもランクⅢ程度と思われるような図面しか描けなかった人の中にも合格した人がいます。
僕のように途中でやる気をなくしてしまい、余分にもう1年頑張る必要はありません。
皆さんも今年合格できることを再認識し、モチベーションを本試験まで維持して頑張っていただきたいと思います。