令和2年から実施された学科試験免除の仕組みの見直しについて書こうと思います。
学科試験に無事合格した後、その年に設計製図試験を受験するべきか迷っている受験生も多いかと思います。
ここでは、設計製図を受験できる年について自分なりにまとめた説明と、僕が考える受験すべき年について書きます。
学科試験を合格した皆様の参考になれば幸いです。
設計製図試験を受験できる年
令和3年の学科試験に合格した場合を想定して、下記の表を作ってみました。
受験パターンを整理するとたくさんありますが、1つだけ注意することは「令和3年の設計製図試験の受験は強制ではない、受験しないで見送ることもできる」ということです。
見直しが発表された当初は、この点を勘違いしている人が非常に多かったように思います。
なにしろ、試験元が発表した説明は、誰もが誤解するような内容で書いてありました(笑)
この見直しにより、普段の業務が忙しい方たちにとっては、時間的余裕を持って設計製図試験に挑むことができるようになったと思います。
僕が考える設計製図試験を受験するべき年
僕の考えとしては、学科試験に合格したその年に設計製図試験を受験することをお勧めします。
理由は、誰でも頑張れば本試験までの2か月ちょっとで、合格できる実力を身に付けることができるからです。
僕自身は元々、普通の人より作図スピードが遅く、エスキスがろくにできない人間でした。
僕が製図試験1年目に通っていたクラスには15人ほど受講生がいましたが、僕は一番下でした(泣)
正確に言うと、もう1人別の人といつも最下位争いをしていました(笑)
しかもその争いというのは、図面をどこまで描けるかという、レベルの低い争いです(笑)
作図未完のランクⅣの中での争いです(笑)
しかし、こんな僕でも頑張れば十分合格できる可能性がありました。
実際に僕は8月末あたりの時期でやる気をなくしていました。
資格学校の宿題のみを嫌々やる、しかもちゃんと完成して提出できたのは9月の中旬以降だったと思います。
そんな僕でも、その年の本試験では未完は防ぎ、ランクⅢでした。
なので、もう少しやる気を出して頑張っていれば、その年に合格していた可能性もあったかもと、今でも少し後悔しています。
(僕は翌年の2年目で合格しました。)
以上の理由から、学科試験に合格した場合はその年に設計製図試験を受験することをお勧めします。
一つ例外を挙げるとすると、以下の一つのみだと思います。
・その年の製図の勉強期間(7~10月まで)の業務が忙しいということを、あらかじめわかっている場合
業務が忙しく勉強時間が全く取れない場合はさすがに合格は厳しいので、あらかじめそのような予定がわかっている方は、その年の受験を見送る方がいいと思います。
まとめ
以上、僕の考えをまとめると以下の通りになります。
・学科試験に合格したその年は設計製図試験を受験する
・一つだけ例外として、その年の製図の勉強期間(7~10月まで)の業務が忙しいということをあらかじめわかっている場合は、その年の設計製図受験を見送る
以上、参考にしていただけると幸いです。
設計製図の勉強は本当に大変です。
その気持ちは痛いほどに理解しているので、このブログを読んでくれた方々については、心より応援しております。