毎年同じようにヤバいという話を聞きます
資格学校へ通われている皆さんはおそらく「今年の集合住宅は難易度が高くてヤバい」という話を聞くと思いますが、それは毎年同じなので気にしないでください(笑)
実際に本試験でうろたえるような内容はそんなに出てきません。
それに、本試験で初めて見るような課題は他の受講生みんなにとっても初めて見るものなので、皆同じ条件で戦っていることになり、それが合否を分ける大きな要因にはなりません。
結局、受講生みんなが同じ課題を解いている以上、実力の差がつくのはいかにその課題を消化しきれたかどうかだと思います。
そしてこの試験が相対評価である以上、課題がいくら難しくても毎年必ず3~4割の受験生が合格していることに変わりはありません。
具体的に僕はどう煽られたか(笑)
僕が受験したのは平成30年(2018年)と令和元年(2019年)です。
平成30年(2018年)
平成30年(2018年) のときは「プールの課題は出題パターンがあまりないため、本試験で今まで見たことがないビックリするような課題条件が出てくると考えられるので、今年はヤバい」と言われてきました(笑)
実際にこの年の本試験でビックリするほどの課題条件はありませんでした。
強いて言えば、問題用紙がA2サイズになったことと、敷地条件が少し珍しかったことでしょうか。
(僕はこの年は不合格でしたが、敷地条件の考え方自体は問題ありませんでした。)
令和元年(2019年)
令和元年(2019年) のときは「美術館の分館は出題パターンがいろいろ考えられるから、今年はヤバい」と言われてきました(笑)
結局、この年の本試験も例年と比べて特別変わったことはありませんでした。
強いて言えば、南側からの採光を妥協するか、利用者と管理の動線交錯を妥協するかの選択に迫られたことぐらいでしょうか。
結局どちらを妥協しても合否に影響はなかったようです。
※ちなみに令和元年(2019年) の台風延期後の再試験は信じられないほど難しく泣きそうになりましたが(笑)、これは別の理由なので割愛します。
もちろん資格学校が念入りに考えた対策や課題が良かったことは確かですが、少なくとも受験生の皆さんは資格学校で与えられた課題をしっかり消化すれば問題ないと思います。
不安で押し潰されないようにしてください
もちろん危機感を持って勉強することは大事です。
しかし、不安になりすぎてモチベーションが下がったり、途中で諦めモードにならないようにしていただきたいと思います。
また、同じクラスの中には「今年は課題が難しいから、来年が勝負かな。」なんて言う人もいましたが、毎年同じなのでそんなことは決して考えないでいただきたいと思います。
1年目に早くも諦めモードでクラスで下から1~2番目をずっと争っていた僕でさえ、本試験のときはランクⅢでしたが図面を描き上げることはできました。
今でも、ちゃんと最後までやる気を出して頑張れば1年で合格していた可能性もあったかなと少し後悔しています。
心が折れそうになったとき、このブログが皆さんのモチベーション維持のお役に立てれば幸いです。